ロシア日記 3日目

シベリア鉄道2日目の道のりである。今日の移動距離は 1280 km でウラジオストク駅からは 2705 km 地点。

昨日は1日中この有様であったが、食糧問題は難なく解決した。あの日記を書いた直後ぐらいに到着したベロゴルスク駅で、難なくガーリックの効いたフライドチキンと実にシンプルなペリメニを購入することができた。水も買えた。

また食べ物に困った時に備えてカップ麺も購入したが、「フォークはもらえないですか?」と聞くと「置いていない」とのことだった。 たしかに、思い出せば他の乗客もマイカップ・マイフォークを持ち込んでいるようだった。これは誤算だ……。

ということでフライドチキンとペリメニは人様には見せられないような食べ方をして、ガラを駅のゴミ箱にそっと投げた。カップ麺、どうやって食べようか……。

腹ごしらえをしたところで眠くなってきたので同室の人を起こさないようにそおっと戻り就寝。

目覚めるとすでにベロゴルスクからは 500 km ほど離れていた。相変わらずインターネットは駅周辺でしか使えないので困ったものだが、今日という1日は食糧をとにかく入手せんということでやっていく気持ちになった。

ピロシキは相変わらずの有様だったので、とりあえず小腹と相談してレストラン車に突撃。すると昨日追い返してきた男性ウェイターはおらず、代わりにTHE・ロシアンマザーみたいな方が応対してくれた。 Google 翻訳で「ボルシチが食べたい」と入力して、画面にある発音補助みたいな英語をなんとなく読むと全く伝わらず、諦めて画面を見せたところ大ウケして席に座るように促してくれた。

しばらくすると酸味のきいた良い匂いとともにボルシチが運ばれてきた。

シベリア鉄道に乗り込んでから温かいものを食べたのはこれが初で、沁みるような味わいであった。

レストラン車の車窓から見える風景は客室のそれとは別格で、窓が広いのもあるが旅客の荷物がせわしなく置かれた狭苦しいスペースではないというのが大きいように感じた。見えたのはひたすらシベリアの広大な森と、そして林と、木だけではあったが。

そこから程なくしてアマザル駅に停車。地元住民の露店があったのでこちらでも食料を買ってみることにした。

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とはいえ衛生なども曖昧であろう家庭料理と思うので、買うなり早々に食べてしまうことにした。味は質素な揚げドーナツという感じでしたが、今の自分にとっては重要なエネルギー源です。

列車に戻ろうとすると乗務員のアントンに肩を叩かれた。アントンが乗務員室に入るとお菓子らしきもののパッケージを取り出し、一つ分けてくれた。

見た目はめちゃくちゃチョコレート菓子っぽいのですが、口に含んでも全く甘さがなく微妙な清涼感が残る。

もしガムじゃなかったら申し訳ないことをしたかもしれないけど、さすがに飲み込む勇気がなかった……。

後、音速で移動するピロシキもついぞ捉えたのですが、ツイートに失敗していた模様。こちらは小サイズのピロシキ2つとソーセージサンド?みたいなのをオマケしてくれて200ルーブルでした。やはりいずれの車内販売の値段は高めの設定である模様。

食糧事情は圧倒的に改善したが、インターネットは相変わらずで Kindle で買った本を読んだり、事前にダウンロードした Netflix の作品を適当に流して過ごしている。もはや自室である。 そろそろ Builderscon の CFP の締切が目前であるので、明日の自分に託すこととする。

ああ、そういえばそろそろシャワーが浴びたい……