「次の会社は何を基準に選ぶんですか」への回答 #劇場型転職

82社中40社ぐらいで同じ質問されたのでもうここに書いておく、これは僕の感覚で書き記すので、科学的に正しいかどうかは知りません。

選択が先、理由が後

「次の会社は何を基準に選ぶんですか」

この質問をする人はだいたい次のようなわかりやすい回答を求めている。

  • 「年収」
  • 「社風」
  • 「仲間」
  • 「成長」

で、じゃあどれなのっていうと、全部に決まってんだろという回答になるんですが、それではコミュニケーションが終わってしまうし流石にそんな回答はしない。だけど、これについて僕の真の回答をその場で述べると長くなってしまうので「僕が一番良いと思って選んだ所が一番良いところだと思うんです、それは多角的に見て考えるので一つの要素で決めるものではない」と答える。

実際僕には今の生活水準というものがあり、毎月東京の安くはない家賃を支払っていて、面白いガジェットがあれば飛びついて買うみたいな生活をしている。この生活水準自体はある程度切り詰めることは可能だけど、一定ライン切り詰めると家賃が払えないとか毎食激安弁当になるとかそういう弊害があるわけで、「これくらいは最低欲しい」みたいなラインがあるわけですよ。じゃあそのラインに行っていれば良いのかというとそうでもなくて、労働市場の中で自分はこれくらいの実力があるのであまり安売りをするわけにはいけないとか、果たす職務や責務に対して納得をしてコミットメントをするという所もあるわけです。

じゃあ、カネなのか?というとそれも違う。前職に入る際に、他社の方が200万円高くオファーをくれたんですけどそれを蹴って入社したのでカネだけで決めているわけではない。それは自分がパフォーマンスを出せそうなのか、活躍できそうなのか、活躍を適切に評価してくれそうな空気感があるのか、自分が働きたいように働けるのか、チームメンバーと波長は合うのか、自分自身の職務経歴書にその社名と職務内容を書いた時にどう見られるだろうか、そんなことを考えながら職業を選択している。結果的に前職に入ったことは大正解だった。

話が長い、結局何が言いたいのかというと企業は一つの側面において判断することはできなくて、本当に様々な軸から見る必要があり、世間的にはホワイトとされている企業はキャリアメイク先としては実際微妙だったりとか、ブラック(薄給激務方面)企業に属していたとしてもめちゃくちゃ成長出来て、業界的に「ファーム」として見られている企業も様々ある(具体的な社名は挙げない)。念の為ブラック礼賛が目的ではないが、実際にブラック企業を経験した人は「あの時期がなければ今の自分はない」みたいなことを言う人がいて、自分もその中の一人だったりはする、ただし僕はもう薄給激務のブラックは御免だし、積極的にオススメはしない。

で、これらに対する僕の解なんですけど、「選択が先、理由が後」なんですよ。選択することに対して後から理由がついてくる。「選ぶ」という行為自体が重要なのであって、何故選んだかってのは選んだ後に来る。僕が思うに人間はルールベースで実装されていなくて、様々な不条理・不均衡を内包している。その中で感覚的に良かったと感じるものを選択して、何故そうしたのかは後付で考える、そういう生き物なんです。

だからこそ「選ぶ」ということが大切で、選んだものには「理由」も「納得」も後からついてくる、だから僕は今何かを基準に選ぼうとは考えていないんです。念の為先程挙げたような最低限の基準はあるけど、その先は本当に考えていません。

これは前職で僕の面談・面接を受けてくれた人は知ってると思うんですが、「うち以外に他の会社も受けてますか?」という質問に「いいえ」と答えた時に、「ではぜひ受けてみてください、受けてみて、比較検討の結果うちに来てくれたら嬉しいです」と言っていたのは、コレが理由。ほかの選択肢を検討せずに入社すると何かモヤモヤが起こった時に納得の根拠が無いんですけど、選んだ結果入った所であれば納得できるんです。

これを書くことで明日から「書いといたんでブログ読んでください」が出来て便利。じゃあの。